世界の高速フェリーについて
4) 74m ウエーブピアサー型  
船名:フーバースピードグレートブリテン

1990年世界で初めて建造された大型波浪貫通型の双胴船でこの船が建造されたタスマニアの造船所からインド洋ケープタウン経由でロンドンまで自分で航走しその性能が分かった時が高速 フェリー元年となりました。 当時では、450名の旅客と85台の乗用車を乗せて40ノット(74km/時)で外洋を走る船なんて考えられなかったのです。
 


 この船はタスマニアからニューヨーク経由で12,000マイル(22,224Km)をわずか実走14日ほどで走りきったばかりかユナイテッドステーツステーツ号が保有していた大西洋横断記録をあっさりと破ってしまったのです。 今も現役でドーバー海峡を走っていますので是非乗られたときは少し古いなどと言わないで輝かしいその経歴を思い出してやってください。